心臓血管外科医渡邊剛の40年の軌跡 ~My Story~

患者さんの気持ちを知るということ

今まで外来で患者さんのお話をうかがうと、「主治医の先生があまり親身ではない」と感じている方が少なくありません。特に大学病院などでは、「3時間待って3分診療」という事なので当たり前です。医師は目を合わせずにパソコンに向かって医学的な説明だけをしたり、突然「手術ですよ」と言われたりするようです。また、外来主治医がコロコロと頻繁に変わり、「手術が必要です」と言われたかと思えば、次回は「まだ待てます」と言われるなど、患者さんが混乱してしまうこともあります。さらに、自信のない先生に言われることで、「自分は本当に手術を受けた方がよいのかどうか」すらわからなくなってしまう人もいるのです。

そのような患者さんに安心していただき、納得して治療を受けていただくためには、まず患者さんのお話を丁寧に聞くことが最も大切だと思います。

ストーリー
  1. バイパス手術におけるオフポンプ手術へのストーリー
  2. オフポンプCABGを行う上で必要なデバイス「スタビライザー」開発のストーリー
  3. アウェイク手術のストーリー
  4. 完全内視鏡下心臓手術へのストーリー
  5. 外科手術用ロボット“ダビンチ”のストーリー
  6. 薬事承認、保険診療へのストーリー
  7. キーホール手術へのこだわり
  8. 患者さんの気持ちを知るということ
  9. 成功率100%へのストーリー
  10. メール外来を始めたきっかけについてのストーリー
  11. 心臓手術の経験を積む

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