渡邊剛についてドクタープロフィール
渡邊 剛(わたなべ ごう) 医学博士について
東京生まれ
心臓血管外科医、ロボット心臓外科医 (da Vinci Pilot1)、医学博士、(心臓血管外科専門医、日本胸部外科学会指導医)
ニューハート・ワタナベ国際病院院長、日本ロボット外科学会理事長、日伯研究者協会副会長
渡邊博士(M.D., PhD, Professor)は世界を代表する低侵襲手術のパイオニアでイノベーターです。彼は1993年の最初のMIDCAB以後、他の心臓手術を驚異的成績で手術を行っている。
"天才心臓外科医""天使の手"と称され、現在、心臓外科医の世界で圧倒的名声を得て、その至高かつ芸術的と称される手術で毎年世界のベストドクターに選ばれている。
2010年から2025年まで、“The Best Doctors in Japan”に選出されました。
“Best Doctors”とは、ベストドクターズ社が、膨大な数の医師に対して「もし、あなたやあなたのご家族が、あなたの専門分野の病気にかかった場合、どの医師に治療をお願いしますか?」とアンケートを行い、その中で治療能力、研究成果、医学情報への精通度などを考慮した上で、ある一定以上の評価を得た医師を名医(Best Doctors)と認定しているものです。
日本人最年少の心臓移植執刀医"として
麻布学園高等学校卒業後、天才外科医ブラックジャックに憧れ医師を志し、金沢大学医学部卒業後、金沢大学第一外科に入局する。
海外で活躍する心臓外科医を目指し、ドイツ学術交流会(DAAD)奨学生としてとしてドイツHannover医科大学に留学。ドイツ心臓外科の父と呼ばれるHans G Borst教授に学び2年半の臨床留学中、2000件にわたる心臓手術を経験、チーフレジデントとして又、32歳で日本人として最年少で心臓移植を執刀し移植執刀医を担当。
金沢大学教授になるまで
帰国後は1993年日本で始めて人工心肺を用いないOff-pump CABG(OPCAB)を成功させ、41歳で金沢大学心肺総合外科の教授となる。
Innovativeな手術の創始/Academic Surgeon & Talented Surgeonとして
(アカデミック外科医として、また稀代の外科医として)
外科医は、SkillはもちろんAcademicではなくては超一流でないとならないので、教授就任後も査読付き英文論文執筆や教科書等の章を担当している。
我が国におけるOPCABの創始者として日本OPCAB研究会会長を務め多くの日本人外科医にOPCABを広め、OPCAB普及率70%という世界トップのOPCAB先進国への礎を築いた。2008年にはISMICS(国際低侵襲心臓胸部外科学会:至沖縄)。
又、さらに重症な患者さんに軽い負担で手術ができることを目的として
Awake OPCAB(覚醒下手術)を開発、創始。また、世界初の完全内視鏡下心拍動下CABGを創始し、論文がLancet誌に掲載される。
2005年からは外科手術用ロボット“da Vinci Surgical System”で日本で初めてのロボット心臓手術を行った。2008年日本ロボット外科学会を創立して、日本におけるロボット外科の普及に勤めている。2009年にはロボット支援下冠動脈バイパス手術が厚生労働省の先進医療に認定され、その後、2018年のロボット保険採用のために大きな貢献をした。
東京医科大学、国際医療福祉大学三田病院、帝京大学
2005年~2011年6月まで、東京医科大学の新設“心臓外科”初代教授として金沢大学と兼任、多くの患者さんの手術を行った。
その後、2011年9月より国際医療福祉大学三田病院の心臓外科兼任教授として心臓外科を開設した。
2013年より帝京大学医学部客員教授に就任。
ニューハート・ワタナベ国際病院
2014年5月より、ニューハート・ワタナベ国際病院の総長に就任。
年間500件超の心臓手術を手術成功率99.5%以上を維持する症例数、成功率とも日本でナンバー1の病院として、実績と信頼の医療を実現している。ロボット手術=完全内視鏡手術を掲げ、通算1200例の完全内視鏡下キーホール(Keyhole)手術を行って、2019年~2023年の4年連続で世界一のロボット症例数で表彰される。
受賞・著書など
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- 『体にやさしくより安全な心臓鍵穴手術―ロボット心臓手術数世界トップの「チーム・ワタナベ」の挑戦 』(2022年 セルバ出版)
- 『稚拙なる者は去れ 天才心臓外科医・渡邊剛の覚悟』(2014年 講談社)
- 『循環器疾患最新の治療 2014‐2015』(2014年 南江堂)
- 『Robotic Surgery』(2014年 Springer)
- 『医者になる人に知っておいてほしいこと』(2012年 PHP研究所)
- 『Awake Thoracic Surgery』(Bentham e-Books)
- 『日本臨床 増刊号 冠動脈疾患・下』(日本臨牀社)
- 『心臓腫瘍学』(2011年 南山堂)
- 『標準外科学』(2010年 医学書院)
- 『心臓弁膜症の外科第3版』(2007年 医学書院)
- 『心臓病学』(1995年 医学書院)
その他
小学生を中心とした子供達に、手術ライブ手術を供覧する会などを行って、将来の医学を目指す子供たちに外科手術の素晴らしさや医療についての知識を広めるため活動するなど、多方面で活躍中である。
OPCAB、MIDCAB、daVinci僧帽弁手術等に用いる多数のdevice(装置、機器)を開発。
趣味
大工仕事、巧緻工作、シリコン・アクリル造形、音楽、自動車レストア、鮨の食べ歩き、日本茶、旅行など