心房中隔欠損症の手術
- 手術後の退院までの日数:3~10日間
- 保険適応(ダビンチ手術は適応外)
直接閉鎖法・パッチ閉鎖法とは?
心房中隔欠損症の手術は、心房の仕切りにある欠損孔を閉鎖するだけの単純なもので、右心房を切開し、欠損孔を直接閉鎖、あるいはパッチで閉鎖します。穴の大きさ、位置などにかかわらず、確実に閉鎖が可能です。
他病院の従来の手術は、胸の真ん中を20~25㎝切開して行いますが、チーム・ワタナベでは成人の心房中隔欠損症の手術に対しては、手術支援ロボット「ダビンチ」を駆使し、数個の小さな穴を開けて内視鏡だけで手術を行う低侵襲手術を実施しています。
ダビンチによる手術をお勧めしますが、まだ保険適用ではないため自費になり高額な費用がかかります。小切開(MICS)は、保険が効き傷も小さくできるためお勧めしています。
ロボット手術または小切開手術が第一選択です。
ダビンチでのロボット手術のメリット
ダビンチでの手術は、一般の開胸手術に比べて身体的、精神的な負担が軽減され、術後の日常生活においても多岐にわたるメリットがあります。
1.小さな傷口(手術痕)で行うことが可能
心臓手術は胸骨を切り開いて行うことが一般的ですが、ダビンチ手術は1~2cmの切開を数カ所に施し、そこから鉗子を使って行ないます。
2.手術中の出血量が少ない
胸骨を切る正中切開手術と比べ極めて少ない出血量です。
3.術後の痛みが少ない
小さな傷口を開くだけなので、術後の疼痛が軽減されます。
4.早期退院が可能
術後の体力回復が早く、手術後3日で退院できるケースもあります。
小切開手術のメリット
- 小さい出血量が少ない、痛みが少ない、傷が小さい
- 早い手術が早く終わる
- 戻れる手術後早くもとの生活に戻れる
- 残らない傷が胸の真ん中に残らない
関連ページ
心房中隔欠損症の手術へのご相談はこちらから。 渡邊医師が直接お答えさせていただきます。 心臓の手術でお悩みの患者さんのために私たちがいます。