よくあるご質問

よくあるご質問と回答をご覧いただけます。


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セカンドオピニオンについて

Q相談のメールをしてから実際の診察までの流れを教えて下さい。
A日本全国の患者さんがいらっしゃいます。
渡邊とのメールでの相談後コーディネーターとご相談頂き、詳しい事情を考えてセカンドオピニオン外来や、ニューハート・ワタナベ国際病院や国際医療福祉大学三田病院で渡邊やチーム・ワタナベの医師の診察になります。
遠隔地の方で手術が決まっていらっしゃる方は直接入院の場合もあります。
Q今の主治医にセカンドオピニオンをもらいに行くと言いにくいです。
A 一つしかない心臓ですからよくご自身でお決め頂きいらしてください。
主治医の気持ちはよく分かりますが、“先生に悪い”とか“嫌みを言われるのが嫌”という理由で疑問を持ちながら手術を受ける患者さん達がいることをたくさん知りました。
腕の良い先生にとってセカンドオピニオンを求める患者さんは大歓迎と思います。
QMICS法とポートアクセス法に違いは?
A 全く同じです。
慶応大学がポートアクセス法と呼んでいるだけで世界的にはMICSと呼びます。
MinimallyInvasiveCardiacSurgery(小切開心臓手術)の略です。
Q東京から遠いところに住んでいます。 診察から手術などどの様にすればいいでしょうか、手術前の検査や、手術後の通院など不安があります。
A遠いところからの患者さんの場合には、前もって渡邊やコーディネーターと細かい打ち合わせを行い、直接入院で良いと思います。それにより外来だけのために遠方より来なくてもよいので体力的にも楽でしょう。
ご家族だけ事前に直接お話をする場合もあります。
Q手術後の外来通院はどのようにすればいいでしょうか
A近隣の方は外来にお越し下さい。遠い方は紹介状を、紹介状のない場合には信頼できる地域の専門医を紹介致します。
定期的な薬の処方はホームドクターで良いと思います。
通常手術後に外科医が拝見するのは、三ヶ月後、六ヶ月後そしてあとは一年ごとに経過を見せていただきます。
病気によっては薬も不要になりますし定期的診察も無くなります。
Q今の主治医から紹介状は出せないと断られました。どの様にしたらよいでしょうか。
A患者さんから最も多い質問です。嘆かわしいことですが仕方ありません。
九州、東北、京都市内、そして東京の有名私立大学病院からの患者さんが多いです。
紹介状は要りません。
超音波検診等簡単にできる検査でほとんど分かります。カテーテル検査などくり返しできない検査は入院後に、我々が実施施設に問い合わせて受け取ります。
術後は地元の信頼できる先生を責任を持って紹介します。

心臓弁膜症について

Q年間どのくらいの人が弁膜症の手術を受けていますか?
A 日本では年間、冠動脈バイパス術が約2万件、カテーテル治療が約15万件、行われています。比率としては1:7.5となりますが、米国では1:2~3と日本に比べて冠動脈バイパス術の割合が高くなっています。
Q弁膜症と診断されたら必ず手術が必要ですか?
A いいえ。弁の障害が軽度な場合は手術の必要はありません。ただし定期的な検査が必要です。弁の障害の悪化や心機能の低下を認めた場合には、たとえ症状がなくても手術が必要となる場合もあります。
Q人工弁の種類はどのようにして決められるのですか?
A 人工弁には大きく「機械弁」と「生体弁」があります。それぞれの弁には特徴があり、どちらの弁が優れていると一概には言えません。年齢や弁膜症の種類、弁の大きさ、不整脈の有無、並存する疾患などを総合して判断されます。最終的には主治医と十分に相談して決めてください。
Q人工弁置換術後にCTやMRIの検査は受けられますか?
A現在の人工弁は生体弁、機械弁ともにCT、MRI、X線写真に適合する素材でできていますので、受けられます。実際に検査を受けられる場合には、念のため主治医に確認をしてください。
Qワーファリンの内服中の食事制限はありますか?
Aあります。ワーファリン内服中は、納豆、青汁、クロレラなどは摂取しないでください。ワーファリンの効果が弱まってしまいます。これらの食品に関連するビタミンKがワーファリンと拮抗するためであり、ねばねばしたものを食べてはいけないということではありません。

狭心症・心筋梗塞について

Q年間どのくらいの人が治療を受けていますか?
A 日本では年間、冠動脈バイパス術が約2万件、カテーテル治療が約15万件、行われています。比率としては1:7.5となりますが、米国では1:2~3と日本に比べて冠動脈バイパス術の割合が高くなっています。
Qカテーテル治療と冠動脈バイパス術はどのようにして決められるのですか?
A 冠動脈病変の程度、患者さんの全身状態、並存する疾患(腎機能障害、肺障害など)から総合的に判断されます。しかし両者の適応範囲はかなり重なっており、どちらの治療を選択してもいい場合も少なくありません。内科、外科の両方の医師から話を聞いた上で治療法を選択することをお勧めします。
Q冠動脈バイパス術で、体の他の部位の血管をバイパスのために取ってしまっても大丈夫ですか?
A 大丈夫です。バイパスの血管として内胸動脈、橈骨動脈、胃大網動脈、大伏在静脈などが使われます。どの血管を外しても、別のルートで血液が流れるようになっており問題はありません。
Q冠動脈バイパス術のOff-pump手術とOn-pump手術の違いはなんですか?
A従来行われていたOn-pump手術では、人工心肺装置を装着して血液の循環を維持し、心臓を停止させた状態で冠動脈の吻合を行う術式です。
これに対しOff-pump手術は人工心肺を使用せず、心臓も普通に動かしたままで冠動脈吻合を行う術式です。Off-pump手術はより高度な技術を要しますが、心臓を停止させたり、人工心肺を使用したりしないため患者さんへの負担は軽く、また合併症も少ない手術方法といえます。
当科ではほぼ100%の患者さんにOff-pump手術を行っています。
Qロボット手術とはどんな手術ですか?
A当院に設置している手術用ロボット「ダビンチ」を用いた手術です。
小さな傷から内視鏡カメラとロボットアームを挿入して、バイパス血管の採取や、冠動脈の血管吻合を行う手術方法です。体への負担も少なく、痛みも軽度なため早期の退院、社会復帰が可能です。

心房中隔欠損症について

Q心房中隔欠損症と診断されました。症状はありませんが手術が必要ですか?
A 心房中隔欠損症は、検診などで心雑音や心電図異常を指摘され初めて見つかる場合が多く、自覚症状もほとんどない場合が多くあります。生まれたときからその状態が続いているため、症状として気付かないのです。
年齢が上がり心臓が弱ってきてから症状が出てきますが、それからの治療では回復に時間がかかります。症状の有る無しにかかわらず、適切な検査を受けて手術の適応を判断してもらってください。
Qロボット手術では何日の入院が必要ですか?
A 術前に外来通院で検査を受けていただければ、手術の前日入院も可能です。骨を切ることなく小さな傷で行えるため、手術後の痛みは少なく、手術の翌日から普通に歩いたりもできます。
手術後一晩、集中治療室で治療をうけ、翌日に歩いて一般病室に戻ります。術後3日に退院することができます。
Qロボット手術の退院後の生活は?
A 退院後、激しい運動を控えればすぐに通常の日常生活が可能です。 回復には個人差はありますが、退院後すぐに会社で通常の仕事をしている方もいます。

大動脈瘤について

Q症状がないのに定期的に病院に通う必要があるのですか?
A 破裂寸前にならないと症状は出ないことが多いため、定期的なCTなどの検査で大動脈瘤が大きくなっていないかをチェックすることが、破裂の最大の予防になります。 また、血圧を低く保つことと、禁煙がとても重要です。
Q運動などはしてもいいのですか?
A 未治療の動脈瘤がある場合は、急激な血圧変動を伴うような激しい運動や動作は避けた方が良いかと思われます。具体的な制限については、専門医を受診し主治医と相談しましょう
Q大動脈瘤と言われましたが,食事などに気をつければ元にもどりますか?
A 残念ながら、手術などで取り替えないかぎり、一旦コブのようにふくらんだ血管が元に戻ることはありません。しかし、上記のように血圧コントロールや禁煙などで、これ以上大きくなるのを防ぐことはできます。
Q動脈瘤は遺伝するのでしょうか?
A 基本的には直接遺伝はしないと考えられています。
Q現在通院中の病院では、「手術は不可能」と言われています。どうしたらいいでしょうか?
A 手術が不可能と判断された理由にもよりますが、他の病院では手術が可能な場合もあります。一度セカンドオピニオンを受けてみられてはいかがでしょうか。

ダビンチ手術について

Q胸を真ん中で大きく開ける今までの手術の方が安全と聞きました。 ロボット手術や小切開手術はやりにくく危険と言われましたが本当でしょうか?
A 一般の手術と比べると、経験を積まないと難しいのは事実です。
しかし豊富な経験をもった外科医により行われるロボット手術や小切開手術は安全です。
ロボット手術では手術部位が大きく見え、しかも眼で見るよりも正確な手術が行える利点があります。
また、従来の方法より痛みや傷の感染、そして出血量が劇的に減ります。
Q手術用ロボット【ダビンチ】とは何でしょうか?
A 手術を行うために開発された遠隔操作型の内視鏡手術器械です。 外科医が器械の前に座り操作すると患者さんの体内に入れた内視鏡やピンセットなどを動かし手術ができます。 1990年に米国で開発され発売されました。
世界に300台くらいあります。
泌尿器の手術では8割の患者さんがこの器械で手術を受けるようになりました。
Qダビンチ(手術支援ロボット)を用いた僧帽弁形成術・三尖弁形成術にかかる費用についてお教え下さい。
A 2018年4月1日よりダビンチ(手術支援ロボット)手術が保険適用になり、高額療養費制度をお使いいただけるようになりました。
詳しくはこちらをご覧下さい。手術費用について
Q世界では心臓のロボット手術はどの様な状況になっているのでしょうか?
A ダビンチが生まれた米国では、僧帽弁閉鎖不全に対する僧帽弁形成術の約13%がダビンチで行われているというデータが発表されています。
しかも特定の病院に集中してきています。
Q心臓ロボット手術を行っている病院は日本で他にありますか?
A 大阪にある国立循環器センターでも行っております。詳しい内容はHPなどでご確認ください。
Qロボット心臓手術の実績を教えて下さい。
A 毎月アップデートしておりますので内訳などご参照下さい。
チーム・ワタナベでは2005年より2018年2月末現在で446人の患者さんに行いました。
日本では最も多い症例数(ダビンチ心臓手術症例の約95%)を当院で経験しています。
Q小児ではロボット手術は受けられますか?
A 17才くらいから可能です。 心臓手術では人工心肺装置を足の血管からつけるのでその血管の太さが小児では足りません。
体が大人並みになる17才くらいであれば可能です。
Q手術からどれ位の時間で回復しますか?
A ダビンチを用いた心房中隔欠損症の手術の場合には、3日目で退院ができます。 僧房弁閉鎖不全では5日位です。抜糸はさらに1週間あとになります。
主従時間後の回復の早い理由は、骨や神経を切らないので痛みが少なく出血が少ないためです。
一方通常の胸骨正中切開では車の運転や運動は8週間できません。
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