渡邊剛について論文のご紹介

  • タイトルFasudil Is an Effective Graft Vasodilator for Gastroepiploic Artery in Coronary Artery Bypass Grafting
    (日本語訳:ファスジル塩酸塩(Rhoキナーゼの阻害薬)は冠動脈バイパス手術におけるグラフトである胃大網動脈拡張に効果的な薬剤である)
  • 著者 Go Watanabe, MD, PhD, Shojiro Yamaguchi, MD, PhD, Shigeyuki Tomita, MD, PhD,
    and Yuji Nishida, MD, PhD
  • 発表年 2015年8月
  • 掲載誌 Innovations
  • 抄録 胃大網動脈は内胸動脈に次ぐ良好な動脈グラフトとして使われているが、その欠点として攣縮が起こることによる血流低下が危惧される。術前に胃大網動脈使用直前にファスジル塩酸塩を用いて水処理を行うことで動脈グラフトの攣縮が起こらず拡張され血流量が有意に増加することが示された。これにより胃大網動脈は冠動脈バイパス術における信頼しうる長期予後の良いグラフトとしてその使用が拡大されるものと思われる。

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