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大動脈弁狭窄症の手術手術をご希望される方へ-成功率99.8%の手術

ニューハート・ワタナベ国際病院での開院からの手術実績
(2014年5月19日~2017年4月30日)
  • 手術件数
    1461件
  • 心臓手術成功率
    99.8%
(心臓手術 合計1022件)
※ 成功率=100%➖手術死亡率(術後30日以内)

チーム・ワタナベ手術成功率
2000年-2015年

狭心症・心筋梗塞 2,607例 99.7
心臓弁膜症 1,313例 99.8
大動脈瘤 329例 99.8
大動脈弁狭窄症(だいどうみゃくべん きょうさくしょう)とは

左心室から大動脈へ送られる血流の流れが妨げられ、左心室への負担が大きくなる状態のことです。
心肥大が起こります。長期間、無症状の場合も多くありますが、左心室の機能が低下するにつれ、狭心痛や心不全症状が現れます。

大動脈弁狭窄症の手術

チームワタナベでは大動脈弁狭窄症への外科治療として、大動脈弁置換術と大動脈弁形成術を行っています。
大動脈弁狭窄症の手術がどのような術式になるかは大動脈弁狭窄症の状態、患者さんの年齢、合併疾患などから総合的に医師が判断し、患者さんと十分に相談の上、決定します。

自己心膜で限りなく正常な大動脈弁を取り戻す大動脈弁形成術

  • 手術後の退院までの日数:7~10日間
  • 保険適応(ダ・ヴィンチ手術は適応外)

自己の組織である心膜を用いた大動脈弁形成術

この方法は豚や牛の心膜で行う生体弁による人工弁置換ではなく、自己の心臓を包む自己心膜で自らの大動脈弁と同じ形の弁を作製する方法です。
弁輪の大きさの小さい高齢者や出産を希望する女性には理想的な手術です。また、それらの特別な患者様だけでなく、最近では若い男性でもワーファリン服用に抵抗を感じる方はこの手術を積極的に希望されていらっしゃいます。
人工弁はもともとの大動脈弁と比べて弁口面積が小さくなるので、弁置換をした後も、人工弁の前後で圧の差が生じてしまうケースもあります。自己心膜を使った大動脈弁形成術では、弁前後での圧格差がほとんどなくなるので、形状的にも血液の流れとしても限りなく正常に近い大動脈弁となります。
ワーファリンなどの抗凝固剤が不要なので、血栓症や出血のリスクは下がります。
まだ開発されてから新しい技術であるので、長期にわたる耐久性は不明ですが、考案者の尾崎教授は7年間の経過観察において90%以上の患者さんで弁の逆流や作製した弁の破壊が無く機能していることを報告しており、今後期待される手術だと思います。


自己心膜を使った大動脈弁形成術(動画)

大動脈弁形成術後の経食道エコー検査

同じく短軸及び長軸に行って作成したら
大動脈弁の良好な開閉と逆流がないことが示されている。

自己心膜を使った大動脈弁形成術のイメージ


自己の心膜をこのように一部切除します。


大動脈弁切除し、採取した心膜を使って元の形に作ります。


自己心膜を使った大動脈弁形成術の利点とは?

  1. 出血のリスクが少ない
  2. 大動脈弁前後での圧較差が低い
  3. 耐久性がある( 45才以下で生体弁を入れる必要がある場合)
大動脈弁形成術の詳しい内容はこちらをご覧ください

手術のリスクはほぼゼロ大動脈弁置換術

  • 手術後の退院までの日数:7~10日間
  • 保険適応(ダ・ヴィンチ手術は適応外)

大動脈弁置換術は、ごく普通の心臓手術と思われがちですが、全国平均の手術死亡率は2~3%と高く、決して安全な手術とは言えません。

我々チーム・ワタナベの大動脈弁置換術の成績は99.8%、もちろん世界No.1です。

成功率99.8%を維持できる理由

全国の平均の手術成功率は97%です。これは高いように思われますか?30人に1人は死亡するということを考えてみてください。
我々は200人に1人以下の確率で手術を行います。実に6~7倍の安全率で手術が終わるのです。
手術の安全性を高め、確実な手術を完遂するためにさまざまな工夫をしてきました。

  1. 大動脈弁置換の場合、人工弁の縫合技術を見直し大動脈遮断時間(心停止時間)を著しく短縮させました。通常の手術では、全国平均で心停止時間は97分(日本胸部外科より)ですが、我々は40~50分で手術を完遂します。心停止時間が長ければ長い程心臓の筋肉に与えるにダメージが大きいため、術後の合併症も増えてきます。
  2. 大動脈弁輪が狭い患者さんには、人工弁が入らない場合があります。その時には自己の心膜を用いた、大動脈弁形成術を行っております。この方法については、別のところで述べますが、大動脈弁形成術は大動脈弁輪が狭いだけでなく出産を希望する若い女性などにもとても有効で良い方法です。
  3. 心臓を停止する特別な液である心停止液の組織・投与法を改善し、安全に心停止下の手術を行うことが出来るようになりました。これにより体に与える負担が極めて軽くすむことが出来ます。

傷が小さく、体や心臓への負担が軽くすむ小切開手術

大動脈弁置換においても、骨も神経も血管も切らず、肋骨の間もこじ開けない小切開手術は可能です。大動脈弁の場合は傷口がやや上にずれることがあります。 大動脈弁置換術の詳しい内容はこちらをご覧ください

過去15年間のチームワタナベの弁膜症手術成績

世界の平均は97%、日本の有名病院も98%です。
我々の実績は表に記す通り、99.8%、90歳の患者さんも手術を行っています。

症例数 2000-2015年 単独弁膜症手術
日本国内 国外その他の患者さん
2000-2010 609 10
2011 69
2012 151
2013 167
2014 125
2015 182
1,303
総計 1,313例
手術成功率(元気に退院) 2000-2015年(1,313例)
待機手術 99.8%
緊急+待機手術 99.8%

注:待機手術とは予定手術

大動脈弁狭窄症の手術へのご相談はこちらから。 渡邊医師が直接お答えさせていただきます。 心臓手術を受ける患者さんのために私たちがいます。