ニューハート・ワタナベ国際病院にいらっしゃる患者さん達は、すでにほかの病院で手術適応とされてセカンドオピニオンでいらっしゃる患者さんがとても多いのです。そこでメールでの相談や外来診療でよく耳にすることがあります。今の主治医から「よそへ行くならもうこの病院には来ないでください」「よそへ行くならあなあたのデータは出さないよ」と言ったものです。

先日来たメール内容を一部ご紹介します。患者さん家族と何度かメールで病状をやりとりした後主治医にニューハート・ワタナベ国際病院行きを相談したところ地元のかかりつけ医からは以下の冷たい返事でした。
以下
”「よそへ行くなら術後の事は知らないよ」とか「飛行機に乗っても問題無いか」というたった一つの質問を聞くだけの為にも「予約して翌日でなければ無理です」との返答など、医者不信になっていました。何とか治してやりたい・他にも方法が有るはずと考え思ってました。”

正直なご家族の気持ちです。
患者さんの身にとっては1つしかない心臓と命、繰り返し治療や代替えの効く臓器ではありません。勇気を振り絞って先生に頼んだ結果が”手のひらを返したように”そんな返事です。先生にとっては他院に行かれることはプライドが傷つけられたのでしょう。医師はキャリア教育や、接遇教育もほとんど行われずに医師になる。若いときから”先生”先生”といわれて持ち上げられる。人の気持ちが分からない偏差値だけ高い医師が増えています。
 
この人間性は治らないのでほっておくとして、言われた患者さんはたまったものではないです。術後帰るところもなくどうしようとおもうはずです。しかしご心配なく医師は全国山ほどいますし、よい医師もいるのです。ご遠慮なくセカンドオピニオンを求めて下さい。

ちなみに患者データの提供を拒んだ場合や、もう診ないと宣告して実際診ない場合には医師の応召義務違反となり医師法違反という大罪になります。わたしも先日同様の事がありましたので、病院と主治医に医師法違反の疑いがありますと連絡したところ慌てて、紹介状、データを速達で送ってきました。