今日は東京医科大の手術日だ。
昨晩は金沢大学の医学部の学生と懇談会。夜遅くまで大いに盛り上がる。それにしても昔は恐い先生がいて、機嫌を損ねたりすると試験に通らないばかりか同級生まで枕を並べて留年したりしたものだ。最近そういった名物教授もいなくなりさびしい。
富山に夜移動し、翌朝の羽田初便にのる。富山空港のほうが朝早いからだ。
朝から手術が2件待っていた。一人は愛知の四日市からやってきた心筋梗塞の患者さんのバイパス手術。4枝バイパス手術だ。2件目は心房中隔欠損症の小切開手術である。
ロボットでやっていると、世界中のロボット外科医が知恵を絞った術式からいろいろなノウハウが使えるのでMICSはよりやりやすい。ロボット手術という高次元から見るとMICSに転用できるテクニックは多々ある。どちらがよいという議論の前にテクニカルに単純なASDなどではMICSを用い、ロボットが威力を発揮する僧帽弁手術などの場面ではロボットが出てくればいいのではないか?