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手術をしていただいて無事に1年を過ごすことが出来ました

2015年8月 大動脈弁形成術 佐野英利様

ニューハート・ワタナベ国際病院
総長 渡邊 剛先生へ
チーム・ワタナベの皆様へ

前略

手術をしていただいて無事に1年を過ごすことが出来ました。

今、私がこうして手紙を書けているのは、先生のお蔭です。
一年前の7月に会社健康診断で、心雑音があると言われ、その健康診断をした病院で急遽のカテーテル検査、結果重度の大動脈閉鎖不全との結果でした。
頭が真っ白になり、何をどうしたらよいのか・・・ネットで少しずつ情報を手に入れ大動脈弁閉鎖不全というのがどういうものか解り始め、手術が絶対必要というのもわかりました。そしてその手術方法は何種類か有り、自分で出した結論は、自己心膜を使った大動脈弁形成術で手術してもらいたいとの結論に達しました。
しかし、健康診断、カテーテル検査をしてもらった病院から紹介された所では、その手術をしていただけるかどうかわかりませんでした。

自分の命がかかる手術、今後の生き方がかかる手術に対して、妥協をしなければならないのか、それともはっきりと弁形成術でやっていただける所を探すかどうするかと、悩み、落ち込みまた悩み眠れない日が続き、心身共に疲れきっている時に渡邊先生のホームページに出会うことができました。渡邊先生の経歴を拝見すると、とても私のような一般市民が相手してもらえる訳のないと思い、ホームページを見ては閉じ、見ては閉じを何十回繰り返したでしょうか。ホームページにはネット外来での訪問を受け入れてくれていると有りましたので、相手にされなくてもいい、心臓の事だけに後悔だけはしたくないと、思い切ってメールをしてみました。返事は来ないかもしれないし、もし来ても何日か後だろうと思っていましたが、すぐに(恐らく1時間も間が空いてないと思いました)返信メールを頂きました。

感動して、涙したのを覚えています。不安で不安で仕方がない状態で、頼っていいのかも、分からない所での早い返信メールは本当に有りがたかったです。遠くに光が見えた気がしました。その後数回メールのやり取りをしながらいろいろな質問にも答えていただき、渡邊先生に診ていただける事になり、妻と一緒に病院に伺いました。
診察結果を聞くのに、嫁も一緒でいいですか?と先生に聞いた時、【もちろんです。一緒に入ってください】を優しく言ってもらったのも覚えています。他の病院での検査結果を見ながら、病状を確認説明していただき、病状が重度の大動脈弁閉鎖不全だと言われましたが、今までのメールのやり取りの中で先生を信用しきっていたので、落ち込むことなく聞き入れることができました。そしてその日のうちに手術日も決定していただけました。(3週間後くらい)

不安は有りました。心臓を切られるのですから。でも、渡邊先生に見ていただく前の、どうしようもない不安ではありませんでした。上を見ると光が見えている中での不安というのでしょうか。どっちに進めばいいのかではなく、進み方向がはっきりしていて、先には明るい光が見えているという感じでした。
そして8月7日に入院、手術方法の説明も細かく、麻酔についてもいつかけていつ覚めてきて、覚めてきたらどうするか等、一連の流れがとても良くわかる説明でしたし、心臓手術の不安を少なくしてもらえるような説明をしていただいたのを覚えています。

そして、8月11日手術、看護師さんに部屋に迎えに来ていただき、そして診察室に向かうような軽い感じで、看護師さんと共に手術室へ入っていきました。そこで頭にキャップをつけて、そして手術台に案内され、仰向けに寝たところで数名の看護師さん達がテキパキと服を脱がせたりしていてくれていて、麻酔のマスクを付けていただいてゆっくりとい~ち、に~と呼吸したところで、記憶がありません。手術で大動脈弁の形成が終わったところで渡邊先生が私の家族に説明をしていただいたと後で聞きました。あまりにも早い時間に説明に来ていただき、家族もびっくりしたとのことでした。

次に起きたのは夜の20時ころの集中治療室でした。その前に口の管を外して頂いた時、またその後家族と面会した時があったのですが、記憶が曖昧で・・。
その後朝までいろいろ辛く大変でしたが、今考えると胸骨正中切開で心臓手術をしたわりには、よくあのくらいの辛さで済んだなと感じています。首のカテーテルを抜き、尿道の管を抜き、そして次の日の朝はベッドの上で体を綺麗にしてもらい、その後【歩いて】病室へ行きました。
鼻には酸素の管、お腹にはドレン、左右に点滴は残っていましたが、無事個室へ入りました。
その日から鈍い痛みは続きましたが痛み止めの飲み薬とシップで何とか我慢できる状態でした。【時間が薬】ではありませんが、手術前にいろいろネットで、弁膜症の手術のブログを見ていましたが、そこに書かれていることの多くが日1日と元気になっていくのがはっきりとわかると、多くの方が書いていましたが全くその通りでした。こんなにも人間の体は回復力があるのかと、感動するほど変わっていきました。またその回復力は、先生がホームページでも書かれているように、手術時間が短い、早いというのが大きいのだと思います。
(本当に1日、1日ものすごく回復するのがわかりました。)
毎日のリハビリの院内廊下の散歩もみるみる楽になっていきました。(逆に歩き過ぎと言われてしまいました・・・)

その間の看護師さん達の励まし、リハビリの先生の優しく細かな指導、状態の確認等、いろいろ助けてもらって、8月21日に退院出来ました。
そしてそれから1年、今、会社にも復帰し、家族と生活をし、生きていられることが出来ています。
先生のおかげで今私が生きていられて、私が生きていられることが出来ている事で妻も子供も、父、母も生きていられることが出来ています。またその後に私の家族に新たな生命をいただけたのも、先生のお陰です。
本当に感謝です。また術後の定期健診でいろいろ助けてもらいながら、頑張って生きていきますので、宜しくお願いします。

ニューハート・ワタナベ国際病院でお世話になったことは、素晴らしい思い出となっています。とても丁寧で優しく心遣いをしていただけるコンシェルジュの方々、安心して相談できる看護師さん達、丁寧な掃除をしていただいたスタッフの方々、とても美味しい食事を食べさせていただいた調理の方々(食事は本当に素晴らしかったです!残したことは有りませんでした!食器が瀬戸物で出てきたのもびっくりしました。)他にもレントゲン技士、受付の方々、集中治療室のスタッフ、もう何から何まで素晴らしかったです。だから早く退院することが出来たのだと思います。

それと私は、渡邊先生の大ファンになってしまいました。
先生が出演しているテレビ、取材を受けている雑誌、ネットでの情報等を拝見させていただいて、感動しました。患者に対する考え方、対応、また医師としてはどうあるべきなのかとか、今までの生き方とか、もう本当に感動しました。
一番お気に入りの先生の言葉が、【メディカル 2014年9月】に掲載されている先生のインタビューで、心臓外科医の育成のコツは?という問いに対しての先生の返事で【僕らは育てることは出来ませんので、見つけ出してチャンスを与えます。外科医は人に頼れない仕事です。】との言葉です。いろいろな解釈が有るのかもしれませんが、この言葉が今の私の立場でいろいろ悩んでいたのを、これでいいんだと思わせてくれた最高の言葉でした。

また、今回先生が杉並に病院を設立していただいて、偶然にも同じ区に住んでいまして、幸運な事に近くで診ていただけましたが、私の妻は、【先生が金沢大学に居たとしても、何が何でもそこまで連れて行って絶対渡邊先生に診てもらうつもりだった】と手術が終わってから言ってました。妻は妻で私の命を渡邊先生に預けることを決めていたようです。

命を繋いで頂いて有難うございました。

本当に本当に有難うございました。

心より感謝いたします。

これからもよろしくお願いいたします。

敬具
平成28年7月29日
佐野 英利



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