医療法人社団 東京医心会 ニューハート・ワタナベ国際病院 院長 渡邊 剛

心臓血管外科医
渡邊剛公式サイト

メールでも電話でもいつでもご相談ください。
セカンドオピニオンも受付けております。

心臓の病気で悩んでいらっしゃる方、心臓の手術をお考えの方、手術が必要といわれている方、現在の治療について不安をお持ちの方などどのようなことでも構いませんので、お気軽にメール・お電話でご相談ください。

渡邊医師が直接お答えさせていただきます。

患者さんから頂いたお問い合わせ

【心臓弁膜症患者さん必見】2021/2/5(金)開催の心臓弁膜症ウェビナー
「ダビンチを用いたキーホール手術 ─もう胸は切らない時代─」無料公開中。

「心臓鍵穴手術研究会」を発足いたしました
2018年にロボット心臓手術が保険適用となりその裾野が広がってきています。
 一方で小切開手術(MICS)を用いた僧帽弁閉鎖不全症に対する手術も15%程度を占めるまでに増加してきました。小切開手術及びロボット手術には、切開の大きさは違わなければなりません。つまり小切開手術はあくまで小切開であって、ロボット手術は他の臓器のロボット手術と同様、小さい鍵穴のような穴だけで手術を行うことがその最も大きなメリットです。
 ロボット心臓手術が広まりつつありますが、ほとんどの病院では小切開においてロボットを使っているに過ぎません。ロボットは費用がかかる反面、傷がほとんどなくなると言う大きなメリットがあります。しかし、わざわざロボットを使うのであれば、たとえ心臓手術であっても小切開手術と同じ切開の大きさでやるのであれば、全く意味がないと思います。
 このたび、一般社団法人日本心臓鍵穴手術研究会を発足しました。
 発足した理由としては、体に対する影響を限りなく小さくするという、超低侵襲手術の目的を達成するため。また、内視鏡だけを用いた完全内視鏡手術の専門家が集まり、その技術試験などを集積し、より負担の少ない手術を広めていくためです。
 同様の研究会は脳神経外科領域にはすでに発足しています。世界的に著名な福島孝徳先生が行っている頭蓋底の鍵穴手術研究会(「日本鍵穴手術頭蓋底治療研究会」)です。その福島先生に、今回我々の心臓鍵穴手術研究会で顧問を引き受けて頂きました。
2018年4月ロボット心臓手術が保険適応となりました

20184月ロボット心臓手術が保険適応となりました

進歩する心臓弁膜症治療

 心臓弁膜症治療は超音波検査法の進歩と相まって今日の診療の枠組みが構成されてきました。最近では大動脈弁狭窄症の治療においてTAVI(カテーテル治療)があらたなカテゴリーとして確立しつつあり、今後はカテーテル治療が僧帽弁などにも進んでいくものと思われます。

一方、外科手術にも大きな進歩があり、従来の全身麻酔下、胸骨正中切開にて心臓に到達するアプローチ法から、小切開心臓手術(MICS)やロボット手術が行われるようになり患者の侵襲度は劇的に下がりました。治療によって得られる効果をそのままに、からだへのダメージを極力小さくすることが、いまの医療の大きなトレンドとなっているのです。

またTAVIを代表とする弁の先端機器と、MICSやロボット手術など高度な医療技術の情報は、患者側がインターネットからダイレクトに入手するような時代になりました。

このような治療法の大きな変革の時期に、弁膜症の外科治療の中で手術支援ロボット“ダ・ヴィンチ(da Vinci Surgical System)”使用が20184月に保険適応されましたことは機が熟したといえましょう。

正確で安定した手術を可能としたロボット心臓手術

心臓のロボット手術のメリットは完全な内視鏡手術が可能となったことです。それは小さな4つの穴だけで行う手術を指します。小切開心臓手術(MICS)と呼ばれる小切開手術とは異なりますし、またたとえロボットを使ってもMICSの小切開創からロボットを使用してもメリットはありません。

2018年4月1日から、ダビンチ(手術支援ロボット)手術による 僧帽弁形成術・三尖弁形成術が保険適用になりました。

ダビンチを用いた心臓ロボット手術

時事メディカル ロボット手術保険適用に関する渡邊剛 取材記事

お知らせ

一覧を見る

メール相談心臓手術に関するメール相談はこちらから ドクター渡邊剛によるメール相談受付中。
これから心臓手術をお受けになる方、また再手術に関するご相談をご記入の上お送り下さい。

心臓血管外科医 渡邊剛公式サイト トップへ