渡邊剛について論文のご紹介

  • タイトル Potent Vasodilatory Effect of Fasudil on Radial Artery Graft in Coronary Artery Bypass Operations
  • 著者 Go Watanabe, MD, PhD, Shojiro Yamaguchi, MD, PhD, Takeshi Takagi, MD, PhD, Shigeyuki Tomita, MD, PhD, and Pham Minh Tuan, MD
  • 発表年 2014
  • 掲載誌 The Annals of Thoracic Surgery
  • 抄録 橈骨動脈は冠動脈バイパス術において使いやすい動脈グラフトであるが、採取している間に血管攣縮の影響を受けやすい。そこで我々はファスジルなどの抑制剤の実用性を評価することとした。橈骨動脈を拡張してグラフトのfree flowを測定し、従来型のグラフト拡張剤であるパパベリンとベラパミルニトログリセリンと比較した。結果、ファスジルを用いた群ではグラフトのフリーフローが高まり、有力な血管拡張効果であることが分かった。この拡張剤が、冠動脈バイパス術において橈骨動脈を拡張するのに実用的だと云える。
  • 関連ページ 冠動脈バイパス術

論文一覧に戻る